fogcutterjp's blog

きりきりじぇーぴーのブログ

ウイルスセキュリティ用ソフトウェアの評判

2005年4月にウイルスパターンファイルの更新で大問題を起こしユーザやパソコンメーカーのヒンシュクをかったソフトウェア。この会社の台湾系女性社長(代表取締役社長兼CEO)は問題への対処と謝罪に即刻来日すべき所何と日本のビジネスビザを取得しておらず、急いで取得してから遅れて来日しました。要は、経営の中枢は米国に、技術的対応はフィリピンに、そして最も大切な顧客がいるのは日本(全売上高の実に40%程が日本売上)という事が世間に、この時ばれてしまいました。そして2005年6月になって遅ればせながら日本IBM研究施設内に間借りしてテストセンターをつくると発表しました。日本で売れているのは優秀な日本人営業マンの営業力のせい?まわりに沢山この製品使っている人いますが、私は前からこの会社の事情を聞き及んでいましたので、この会社の製品を買う気には....。値段も相対的に高いし。(台湾系の人が米国で創業した会社のようです。)

私は、あえて言い切ります。普通一般の人で自分のお金出してこのソフトウェア買って使ってる人の気が知れない、と....。ホントにお気の毒です。
とにかく高機能いいけど、値段高い、機能はすごいがそれを使いこなすには高度な専門知識必要、機能のなかに余計なお世話的な機能があり、しかもユーザーがこれを制御できないものもある、そしてなにより重い負荷(このソフトウェアを動かすためにパソコン買ったわけじゃない)。勝手にディスクのスキャンチェックをはじめる(金曜夜8時はあまりにも有名)。定期的に悪評高いアクティブ化と称する処理が勝手に割り込んでパソコンの処理を占領する。デフォルト設定ではブラウザで表示するときあるサイズの広告を勝手に削除して表示する(まじめな広告主にとってはほとんど広告妨害行為、実例を挙げると朝日新聞の各Web上部の一番いい広告は必ずブロックされて表示されません。どの会社も抗議しないみたいだけど)。定期的に勝手にライセンスの認証処理がズカズカと割り込んでくる。とにかく独りよがりなソフトウェア。一般人が使うソフトウェアではない。そのくせ日本国内ではシェア一番で、パソコン雑誌業界ではこのソフトウェアの評価が意外と高い"ちょうちん記事"が多い。広告スポンサーの関係?

当方もこのソフトウェアをこのあいだまでズーとせっせとバージョンアップ代金払って使ってきましたが....。
さすがに、もう2005版の期限が切れたら打ち止めにします。
ピーターノートンDOS時代から顧客の使い勝手を考えた良いソフト作って売ってました(ピーターノートン ユーティリティは有名でした)。使ってましたよ、その昔。
それにひきかえこのソフトは....。何ということでしょう〜!(ビフォア・アフター風に)。

  • 【追記】最初の開発者Peter Nortonは、1990年、ソフトウェアの権利をシマンテック社に売却し、現在は現代美術専門の画商・コレクターだそうです。どおりで....。

私はこのソフトウェア*1の複数ライセンスのものを使い始めました。一般人が使うにはこれで充分だしそもそも一台用で1,980円で一年間使えるのがいい。多くの友人にも薦めて買ってもらいました。買う前にネットで評判調べました。悪口がいくつかありましたが殆ど当たっていません。たとえば、このソフトをインストールしたらxxxxが動かなくなった。→インストール前の注意事項を読んでない人(自業自得)。次の悪口は、このソフトはインド製の安かろう悪かろうソフトウェアである、というもの。→偏見です。インド人によるインド製のカレーソフトウェアの品質を知らない無知な人の台詞です。米国製のソフトウェアには、しばしばインド系の人が多くたずさわっている事を知らない人がいます。その昔、米国製某CAD/CAMシステムの件で数回渡米しましたがその会社のソフトウェア開発外注先はインドの某ソフトウェア会社で、かつ打合せしたソフトウェア技術者もインド系米国人または出稼ぎにきているインドの人に仕事上何人も会いました。

  • 【追記】3台用のパッケージにはちゃんと3台分の独立したシリアル番号が付いています。どこかのxxxx複数ライセンス製品と違って....。

NOD32 アンチウイルス V2.5

NOD32 アンチウイルス V2.5

昨年の価格コムのウイルス攻撃&ばらまき事件の時、他社のソフトに先駆けて最初にウイルスを発見し警告した事で一躍その評価が上がったウイルス対策中心のソフトウェアです。キヤノン系の会社があつかっていますが元は東欧系の会社の開発と聞いています。使っている技術手法はヒューリスティック(発見的)手法の様です。某工科系大学の某学科はライセンス契約して学生にこのソフトを無償配布しています。学生は大学内でLANにつなぐときは個人でお金出して買わなくても良いわけでして、なかなかな対応と思います。

ウンチクはやめますが発見的手法は諸刃の剣です。一般人でわざわざ安くもないこのソフトを買って使う人いますかね。私はもう少し価格が安ければぜひぜひ使いたいけど....。

  • 【追記】技術的好奇心抑えがたく、結局、購入しました。家族のパソコンへインストール予定。

この会社は自分で自身をセキュリティソフトの老舗であるとWebサイトや広告でいっています。"世界一億台以上のPCにインストールされている"と宣伝しています。その通りです、率直に認めます。米国ではシェア一番かな?だって連邦政府機関のどこかが公式採用しているソフトウェアでホントに昔からありますから。ですから逆に言えば日本ではマーケティング・営業に大いに問題があるっていう事です、価格も含めて。

【追記】ウイルス対策・セキュリティ対策その2 もお読みください
ウイルス対策・セキュリティ対策その3 もお読みください