日本信号、東芝、オムロンの鉄道自動改札機の内、原因は日本信号（株）*1の機械だった様です。
ほんとに嘆かわしい．．．．この日本信号株式会社という会社、すでに前歴があって昨年も12月1日になったとたんにこの会社の機械だけいっせいにトラブルが発生しています。プログラムミスでした。
今回の原因もまたプログラムミス。
日経新聞2007.10.13の記事によれば：（部分抜粋）
紛失などで利用停止になったカード番号の情報をまとめたデータが、特定のサイズになった場合に読み込めないプログラムミスが見つかったという。ICカードにチャージした残高が不足した場合、クレジットカードから自動的に入金する「オートチャージ」機能のデータで障害が生じた。
組込システムのソフトウェア技術者のプログラムミス、プログラムのバグ以外の何ものでもないでしょう。
担当者は組込システムソフト屋として猛省してほしい〜。でもたぶん日本信号（株）の外注先のそのまた下請けのプログラマーがやってんでしょうねぇ〜
日本信号（株）のＫ常務取締役は説明しています、
「プログラムは約一年かけて検証しており、ソフトの開発体制などに問題はなかった」
常務の発言*2がこのレベルですから、そうとうな会社です。ちなみにこの会社のＷｅｂサイトは先ほどまでアクセス集中と停止でWebサーバーapacheのエラーメッセージがみっともなく表示され続けていました。やっとさっき今回の不祥事のお詫びだけのページに変わりました。
これだけでも、この会社のマネージメントがいかに貧弱か推察できます。そして皮肉にもこの会社の改札機がシェア一番だそうであきれます。
プライドと使命感をもって仕事している東芝やオムロンの自動改札機開発技術者は迷惑でしょう。
いかに問題をおこした会社の組込システムのソフト屋のレベルが低く人材不足か．．．．想像します。
．．．．かっての電子立国日本が泣いている．．．．
そしてできれば、 ここも参照ください
実は日本は、組込システム技術者の数も質も大学教育も米国に比べかなり立ち後れています。一部の業界と教育者の間では問題になっていますが有効な手が打たれていない様で．．．．
参考一例として8月に開催されたある小さいけれども日本最先端の、ある会議
そして11月に開催されるこの種の技術の国内最大の技術展
2008.2.5 追記 NHKのテレビ番組でプログラムミスすなわちバグの内容が放送されました。 ミスはソースプログラム（ソースコード）で、たった一行 誤→ wise = ( size + 3 ) / 4 ; 正→ wise = ( size + offset + 3 ) / 4 ; 組込ソフトのケアレスミスの恐ろしさ．．．． ナレーションによれば、プログラム再検証に費やした費用が二億円
