相も変わらず、思わず笑っちゃう程すごいですね
法務省のオンライン申請新着情報ページ
電子署名・電子証明書について
法務省の電子署名付きPDFファイルの取扱いについて ←必読!
2009年3月11日現在時点のこのWebページの抜粋↓
署名検証可能な電子署名形式について
法務省オンライン申請システムにおいて署名検証可能な電子署名形式については、アドビシステムズ社のPDF Public-Key Digital Signature and Encryption Specification Version 3.2のPKCS#7 Signature Format部に準拠する形式とし、また、同Format部は以下に示す設定値である必要があります。
キー 設定値 Type Sig Filter 設定値は問いません Subfilter adbe.pkcs7.detached Name <電子署名者の氏名> M <電子署名を行った時刻> ByteRange <ハッシュ値の生成に使用した部分のバイト範囲> Contents <PKCS#7署名データ(16進数によるバイナリ形式)> その他領域 設定値は問いません ※法務省オンライン申請システムにおいて提供するPDF署名プラグイン以外でPDFファイルに電子署名を行う場合は、上記形式および設定値を満たす必要があります。
((私の注釈:司法書士がこの内容を理解できるとはとても思えません))
不動産登記、商業・法人登記及び供託手続については、AdobeAcrobat9.0(Standard、Professional)により作成された電子署名付きPDFファイルに対応するために、現在プログラム改修の準備を進めております。誠に恐れ入りますが、不動産登記、商業・法人登記及び供託手続につきましては、AdobeAcrobat9.0(Standard、Professional)で作成された電子署名付きPDFファイルのご利用を、今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。
要は、法務省は「Adobe Acrobat*1を買って使え」という事の様です。*2
しかも最新版Ver.9には未対応で....!*3
ここで重要なことは、
PDFは米国アドビシステムズ社が開発した電子文書の規格だが、2008年7月にISO(国際標準化機構)で承認され国際標準の文書規格*4になった。もうアドビシステムズ社の一社独占からはなれて国際規格に格上げされたという事です。
アドビ アクロバットを使う必然性はもうないはずです。国内にもアンテナハウス、ジャストシステム、クセロなどのPDFソフト販売会社があります。特にアンテナハウスはビジネス向けでは有名です。
今も昔も相変わらず法務省のオンライン申請担当部門は●●ですね。
法務省の電子申請情報はまるで「あ〜せいこ〜せいの週刊不具合情報」みたい その2
どうして、誰が考えてもおかしなこのシステムに日本司法書士会連合会は....。
なかなかよかった参照サイト→「いなかの司法書士」←残念ながら完結ですって....。
参照したサイト→サロン歌麿(ニュース版) 安達司法書士.comブログ
参考→電子署名とは PDF電子署名入門←内容は情報処理技術者試験レベル
アクロバットでなくてもPDFができるのはなぜ?
いかに日本の司法書士の皆さんがアドビ社のアクロバットの売上げに貢献しているかという事
- なるほど....信仰なんですねぇ〜*5
約一年も前の日経PC21 2008年3月号108ページ「編集長インタビュー記事」より抜粋↓
タイトル:「PDF国際標準」の制定で日本の”アドビ神話”は崩れる
アンテナハウス(株) 小林代表取締役へのインタビュー記事
(冒頭省略)
編集長:
数年前まで、PDF作成ソフトはアクロバットの独壇場でした。それが、御社を筆頭とするサードパーティーによって、かなり切り崩された印象を受けます。
小林氏:
いやいや、アドビさんのブランド力はまだ健在です。特に日本人のアドビへの信頼感は、ある種”信仰”に近いものがあります。
最近、ちょっと面白い調査をしてみました。インターネットで公開されている国内の有価証券報告書を100件ほどダウンロードし、それがどのPDFソフトで作成されたか調べてみたのです。結果は75%がアクロバットを利用。当社の作成ツール「XSLフォーマッター」を使ったのは25%にしか過ぎません。
ところが、同じ調査を米国の有価証券報告書で調べてみると、まったく逆の結果が出ました。アドビの比率は約25%。残り75%がサードパーティーのツールを使っていたのです。米国ではアドビ製品へのこだわりはさほど強くありません。それに比べると、日本人のこだわりは非常に強い。
しかし、こうした日本人のアドビ信仰も、2008年以降、大きく変わるかもしれません。
(部分省略)
これまで、日本人のアドビ信仰は心理的な側面に支えられていました。「多少値段が高くても純正品を使っていれば安心だ」という大義名分がユーザー心理を支配していた。特に、公官庁でのアドビ信仰は揺るぎないものがありました。しかし、ISOという新しい大義名分ができれば、心理面での優位性は崩れます。
(以下省略)
法務省の電子申請がいかに●●か、わかります??
私は、サポートも丁寧で良心的なビジネスをする国産ソフト会社製品の応援者です。
次は、友人司法書士はスキャナーで悪戦苦闘の予定です。(笑)
- 作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 文庫
- 購入: 23人 クリック: 70回
- この商品を含むブログ (160件) を見る
- 作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 文庫
- 購入: 30人 クリック: 216回
- この商品を含むブログ (234件) を見る
結論:
電子申請に関して
司法書士の皆さんは法務省の●●に振り回されてはいけません!!
電子申請なんか決してしない事です!!(笑)
日本には信仰の自由はありますが....信じるものは救われる....Oh My God !