第14回山本七平賞受賞
- 作者: 北康利
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/22
- メディア: 単行本
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- 誠に恥ずかしながら 2006年4月5日オンエアのTV番組「その時歴史が動いた」を見るまでこの人物の存在を知りませんでした。
- 4月頃この本を入手しましたが、すでに第13刷になっていました
- よく取材されていると感心します。著者に感服の至り。
- 読後、もっとも心に残った「通商産業省創設」のくだり(抜粋)↓
”通産省は戦前の商工省の後身だ”と考えられている向きがあるが、それは大きな誤解である。この通商産業省という役所は、実に、ひとりの男の執念が作り上げた”日本復興”の切り札なのである。それが白洲次郎だったということは意外と知られていない。GHQとあれほどの死闘を繰り広げた次郎からすれば不満かもしれないが、日本の歴史を振り返ってみたときに、白洲次郎という人物の最大の功績は、まさにこの通商産業省を創設したことに尽きると言っていいだろう。
更に読後感追記: